Scott Adams:「仮想通貨は EMP リスクがある」という批判に反論

はじめに


・本日、Scott Adams が blockchain 技術を用いた新たなビジネス・プランを発表した。その中で、blockchain 技術を解説している。なお、彼は名門 "UC Berkeley" で MBA を取得しており、銀行業務にも、ソフトウェアにも詳しい(実務経験がある)。その意味で、ただの漫画家ではない。

・その中から、タイトルの主張が興味深いので紹介する。

抜粋(デタラメ)


・今現在も(手持ちのごく少量の現金を除けば)既にカネはディジタル化されており、それらも同様に EMP リスクがある。

・仮想通貨は全世界の PC にデータが分散保存されている(*1)ので、大規模な EMP 被害が生じても回復可能(*2)。

該当箇所


・22:10 から。動画の再生開始時刻を設定済み。

動画(26:32)


・Scott Adams Guide to Blockchain: Technology That Will Change Everything


コメント


・(*1) Bitcoin をやっている人は知っている筈だが、PC の Bitcoin に必要なハード・ディスク容量はかなり巨大。

・このサイズの増加の推移が下図。今現在は 140GB 弱になっている。

20171029_size.jpg

Ref: https://blockchain.info/charts/blocks-size?timespan=all


・(*2) blockchain のデータ回復は可能だが、実は問題はそこではない。PC のデータが広範囲に破壊されるほどの EMP 被害が発生する場合、電力系統(送配電網)も深刻な被害を受けている。そして電力系統の回復は年単位を要する(by 米議会専門委員会の報告。高圧トランスに予備がなく特注となるため)。

・したがって PC の早期のデータ回復が可能であっても、電力系統が麻痺しているため、安定したインターネット通信は数年間は期待できない。

・一方、既にディジタル化されている銀行のカネは、ネットがダウンしても紙幣を刷って現金を流通させれば、一般庶民には比較的短期間で緊急対応できる。

・この意味で EMP リスクが高いのは
 仮想通貨 >>> 銀行のカネ
 となるはず。

(2017-10-29)
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