三度、臨死体験したと言うダニオン・ブリンクリーの嘘 (+追加)

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・(2016-02-10 追加)Rudolf Steiner の主張のソースを追加。(別の過去記事で紹介ずみだが、いつも該当記事を探すのに手間どる。なので、この際まとめておく。)


関連箇所のみ抜粋


・ダニオン・ブリンクリー ( Dannion Brinkley )は三度の臨死体験を経験したという。だが、彼が著書で臨死状態で体験したという話の中には嘘があるようだ。

・彼は著書の中でベトナム戦争当時、米海兵隊のスナイパーとして、カンボジアやラオスで敵の将兵の暗殺に従事していたという。(訳注:日本語版の著書から相当箇所を以下に添付した)
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(ダニオン・ブリンクリー著 大野晶子訳 『未来からの生還』同朋舎出版 1994年)

・だが、軍事記録を調べると、彼は上等兵としてアトランタに常駐してトラックの運転手を 18ヵ月間務めていた。彼はスナイパーではなかったし、アメリカ国外に派遣されてもいなかったし、戦闘を見てもいない。

・Dannion Brinkley はこの事を質問されると、政府の隠蔽工作だという。だが彼が従事していたという秘密作戦に関わった元海兵隊員を含め、内外の軍事情報源は Dannion Brinkley の話を否定している。彼の話は穴だらけで、彼が秘密だと言っている作戦も公開されている、と言うのだ。

・Dannion Brinkley は 1994年の著書で、1991年の湾岸戦争や 1986年のチェルノブイリ事故について予言していたと述べているが、事前に予言していたという証拠がない。

・Dannion Brinkley は一回あたり 1,500~2,000ドルの講演料を受け取り、毎週 1, 2回の講演をしている。彼によれば、多くが無料講演であり、18,000~ 25,000ドルの年収だという。


ソース


http://articles.latimes.com/1995-03-24/news/ls-46593_1_death-experience

コメント


・1995年の "Los Angeles Times" の記事から。こんな古い記事でもきちんとアーカイブとして参照できるのだから、海外の新聞は立派。

・上記の日本語訳の箇所の、臨死体験が作り話だとすれば(その可能性が高い)、彼が臨死体験で知らされたという未来の情景も全て作り話だという可能性が高くなる。そして現実に 2000年にアメリカが崩壊するという予言が外れたことなどを考えると…w

・生前にある人物に危害を加えると、死後、相手側の身になって追体験するという Dannion Brinkley の話は、シュタイナーが既にしていたと思う。


(2016-02-10 追記)
・Rudolf Steiner の主張のソースを下に追加しておく。

20160403_p186.jpg


出典:ルドルフ シュタイナー (著), 西川 隆範 (翻訳)、『歴史のなかのカルマ的関連 (「カルマ論」集成)』イザラ書房、1994-09-25、186頁

20160403_book.jpg



・ソース記事には Dannion Brinkley とは関係がないが、以下のような興味深い話が記載されていた。

 ・ハートフォード病院の患者が屋根の上に赤い靴があるのを臨死体験中に発見し、後にそれが事実で用務員が回収した。

 ・盲目の人が臨死体験中に手術室の視覚的な詳細や色を見たと報告している。

 ・目覚めていて、特に何も起きていない平常時に臨死体験と同じような体験をした人の話。

 ・LSD などの薬物でも脳への電気刺激でも臨死体験と同様の体験が起きること。

 ・臨死体験の講演活動はカネになること。一回あたり 7,000~ 10,000ドル稼ぐ人もいる。

・ダニオン・ブリンクリーの日本語版の著書は以下の2つ。
20111216_dannion2.jpg
20111216_dannion1.jpg



履歴


(2011-12-16)作成
(2017-02-10)追加。Rudolf Steiner の主張のソースを追加。
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