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中国の嵩山少林寺にある、達磨が 9年間座禅したという伝説の場所

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はじめに:

・下の動画から切り出した静止画が上。

・下の動画はあるアメリカ人(ハリウッドの俳優で武術経験が 20年の男性。45歳)が嵩山少林寺で 2週間の武術の訓練プログラム(ブートキャンプ)を受ける様子をドキュメンタリーにしたもの。高精細動画。

・上の静止画がこの記事のネタの全て。暇なら下の動画を見てあれこれツッコミを入れて楽しめるかも。たとえば、下のシーンで棒に最初から切れ込みが入っていただろうとか…w

20150423_bar.jpg




ドキュメンタリー動画(46分):
・Documentary | Awesome Chinese Martial Arts




コメント:

・嵩山少林寺の武術は、日本で言えば京都の龍安寺の石庭みたいなもの。禅の精神がどうの、精神性がどうの、心身を鍛えて云々…と言った能書きは観光ビジネスのために客を誘うキャッチフレーズでしかない。剣道や茶道が禅の精神を反映しているだのといったオハナシも、有り難みをこじつけて習い事の弟子を集めるためのキャッチフレーズでしかなく、本来の仏教思想とは全くの無関係。そもそも中国禅自体が仏教の皮を被った老荘思想だし。

・達磨といえば、無門関 第四十一則の「達磨安心」という有名な公案がある。Web から適当に探して引用すると…

---
本則
達磨面壁す、二祖雪に立ち、臂を断つて云く、弟子、心未だ安んぜず、乞う師安心せしめたまえ。
磨云く、心を将(も)ち来たれ、汝が為に安ぜん。
祖云く。心をもとむるに了(つ)いに不可得なり。
磨云く、汝が為に安心せしめ。竟(おわ)んぬ。

達磨は少林寺に留まって日々面壁坐禅をしていました。
そこへ修行中の二祖がやってきました。
彼は雪降る中に長く立ち、自ら臂を切断し、達磨に差し出して言いました。
「私は、心が未だ不安であります。どうか私のために安心させてください。」と。
すると達磨は、「それではおまえさんの心をここへ持ってきなさい。安心させてあげるから。」と答えました。
二祖は、「その心を探しているのですが、とんと見つかりません。」と言いました。
達磨は「さあ、もうちゃんと安心させてあげたよ。」と言いました。
--- http://www.saikoji.net/houwa/houwa0902.html

・昔の人は純朴だったようだ。こんなトンチ問答まがいのヨタ話で納得した気分になれたとは。こんなレベルでも公案、というかこんなに内容がカラのレベルだからこそ公案になった…ともいえる。

・なお、慧可(二祖)が嵩山少林寺に住んでいた達磨を訪ね、誠意を示すために片腕を切って差し出した…という話は作り話。(慧可の腕は強盗によって切断されたという記録が残っていた筈)

(2015.04.23)
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