異星人によるアブダクションは鮮やかな夢、という実験報告

要旨:
・ロスアンゼルスにある体外離脱体験研究所 (the Out-Of-Body Experience Reseach Center) が 20人の志願者による実験の結果から、異星人によるアブダクションは鮮やかな夢だ、という 実験報告の結果を 発表をした。

・志願者に、一連の段階からなる心理的な作業を遂行させて、夜の夢の中で明晰夢や体外離脱体験を起こさせ、さらには異星人との遭遇までも引き起こすことができたという。

・研究を指揮した Michael Raduga は次のように述べている。志願者の半数以上が完全もしくは部分的な体外離脱体験をした。そして 7名がこの夢的な体験の中で UFO や異星人と接触することができた。

・ Raduga は、異星人によるアブダクションは鮮やかな夢だ、という彼の仮説を検証するためにこの実験を企画した。

・実験の志願者は自宅で夜中、半自覚状態もしくは明晰夢の状態になったら、毎回、「身体からの分離」を試みるように言われた。そして彼らの眠っている身体から分離できたら、次に家の中で異星人を探すことになっていた。もしも体外離脱ができなかった時は、そのまま眠りに戻り、そして後で再び試みるように、と言われていた。

・ Raduga は言う。「一部の人たちは最初の試みで体外離脱が出来るようになった。3~5回の試みで体外離脱ができるようになった人たちもいる。全員が出来るようになったわけではない。自分の身体から離脱できても、異星人を見るのはとても怖がった。」

・実験の終わりには 35% の志願者が異星人と視覚的に接触し、研究者に遭遇体験を詳しく説明した。

・志願者の "Alexander N"(識別名)は身体から分離に成功したときの事をこう述べる。「次に異星人を探した。3体の異星人が私のすぐ右側に実体化した。彼らは映画の "The Thing" にでてくる生き物みたいだった。彼らは接触を避けるために、私を怖がらせようとした。それでとても怖くなって自分の体に戻った。」

ソース: http://www.lifeslittlemysteries.com/alien-abductions-encounters-dreams-2124/


コメント:
・この実験結果はやや疑念がある。体外離脱体験の成功率(50%)が異常に高いという点がとても怪しい。どんな技法を用いようと 50% の成功率というのは普通はない。志願者は夜、自宅で試みたということから、モンロー研究所で使っているような特殊な設備環境も考えづらい。単なるヘミシンクの類ではたいして効果はないのだから(Robert Monroe 自ら本でそう告白している)。

・これほどの体外離脱の成功率を誇りながら体外離脱体験を「どれほど鮮やかで夢の自覚があろうと、夢に過ぎない」と見ている(だからアブダクションは夢だと結論づけている)のが奇妙といえば奇妙。体外離脱を繰り返し、慣れてくると、それが単なる夢だとは言えなくなるような体験をするケースがママ生じる筈なんだがそれについての言及が一切ない。仮説を撹乱するデータは無視、というパターンかも知れないが。

・次にソースには体外離脱状態で異星人を見るのが怖い、とあるが、実際は体外離脱に至る直前の状態ですら、かなりの恐怖を伴う場合が多い。体外離脱の前に、いったん特殊な心的モードに移行し、そこから体外離脱となる場合が多い。この特殊な心的モードが時と場合にもよるが、かなりの恐怖を伴う。これを体験しない人や慣れてしまう人もいるだろうが、たぶん少数。いずれにせよ、この恐怖についての言及がないのも奇妙。

・したがって志願者の報告内容は実験企画者の意図にそった形で捏造もしくは誘導されている可能性がある。幼児期の記憶(特に性的虐待)の報告が多くは(誘導もしくは無意識の)捏造であったように。

・とはいえ Michael Raduga の主張の半分までは同意している。過去の記事の
 白い部屋:アブダクション体験者の話
 で
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・この事件もそうなのだが、世に言われるアブダクションの大半は夢か、一時的な多重人格の発現ではなかろうか。
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 とも述べたことがあるし。

・ただ、これも過去の記事になるが、
 異星人によるアブダクションは深層意識から湧き出す幻想の一種か?
 で、
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・アブダクションを幻想の一種として捉えるのは以前からあったが、ソースブログの主張は単なる夢や幻想ではなく、もっと精神の根深いところと繋がるものだという点がやや異なる。つまり、表層意識の体験ではなく、深層意識に由来すると。

・いわゆる狐憑きのような憑依体験や、シャーマンの神降ろし、アレイスター・クロウリーの "Lam" 、グレイタイプの異星人、これらとアブダクションはその根元の部分で地続きであるような気がする。
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 と述べたあたりが Michael Raduga の主張とは異なってくる。
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