木曽御岳信仰における神懸りのテクニック

・日本で今も生きているシャーマニズムの中で実に興味深い事例を紹介する。木曽御岳信仰における「御座(おざ)」と呼ばれる神懸りの宗教儀礼がそれ。この神懸りのテクニックには興味が尽きない。

・御座の写真が下。写真29の人物を中座(なかざ)といい、その中座の前で頭を深く下げているのが前座(まえざ)で写真30の背中が見えている人物。基本的に中座と前座がペアになって神懸りの儀式を行う。
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出典:パーシヴァル・ローエル 著, 菅原 壽清 訳『オカルト・ジャパン―外国人の見た明治の御嶽行者と憑霊文化』岩田書院、2013年、321頁
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・中座の修行過程に関する記述が下。
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出典:小林奈央子「東海地域の御嶽講と御座儀礼」『木曽御嶽信仰とアジアの憑霊文化』菅原壽清(編)、岩田書院、2012年、50頁




・この神懸り状態にある時の中座の意識状態は次のようであると言う。
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出典:深瀬央道「「御座」について―関東「一心講」系の伝承に基づいて―」『木曽御嶽信仰とアジアの憑霊文化』菅原壽清(編)、岩田書院、2012年、140頁




・中座が最初に神懸りする時の本人の意識状態に関する記述が下。
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出典:時枝務「御座と中座―今井善一郎『巫祝見聞録』の世界―」『木曽御嶽信仰とアジアの憑霊文化』菅原壽清(編)、岩田書院、2012年、159頁

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(2013.10.12)
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