Anthony Peake : 癲癇が「この現実の裏側に存在するリアリティ」を認知するドアを開いた。(途中:その2)

更新


(2020-03-21) 一部追加。

はじめに


・ある人物が癲癇中に体験。癲癇中に出現した人格が「Anthony Peake に連絡せよ」と告げた…と。

抜粋(デタラメ)


・17:30 Anthony Peake の登場。

・23:30 から。

・ある人物(Milon? )の体験。昏睡、記憶が…。側頭葉癲癇、彼から私に E-mail で連絡が。

  ・1944年生まれ、California 在住、4歳の時に昏睡。症状の間に Carol? という存在(人格)が出現。その Carol? がイギリスの私に連絡せよと。側頭葉癲癇、 この現実の裏側に存在するリアリティ(複数)を示す。

 ・癲癇が、「この現実の裏側に存在するリアリティ」を認知するドアを開く。

・31:50 Whitley Strieber : 我々の全ての体験は脳が生み出したものだ。

音声(1:25:51)


・First a Practical Look at Coronavirus then Secrets of a Hidden Universe with Anthony Peake
4,103 views,Feb 29, 2020


おまけ


・Anthony Peake : 私は(この現実を)electro-magnetic show(電磁的な見世物) と呼ぶ。電磁波のスペクトル範囲と可視光の範囲の比喩。トマス・ネーゲルの『コウモリであるとはどのようなことか』に言及。プラトンの洞窟の比喩。

コメント


・この動画の中で、Anthony Peake は「この現実の裏側に(多数の)リアリティが存在する」と主張し、Whitley Strieber は「我々の全ての体験は脳が生み出したものだ」と主張している。

・こういった主張は他でも頻繁に見かける。特に精神世界ではお馴染みのフレーズとなっており、精神世界業界は元より、宗教業界、オカルト業界では、半ば自明のことのように見なされてもいる。

・だが、こういった主張は極めて疑わしい…私はそう見ている。つまり、

  ・(~AP) この現実の裏側に別のリアリティなど存在しないし、

  ・(~WS) 「我々の全ての体験は脳が生み出したもの」ではない

 のではないか…と。プラトンの洞窟の比喩は錯誤だとも。

・前者の主張(~AP)については過去記事(*1)でやや詳しく述べた。後者の主張(~WS)については後述する。

(*1)



・上で、タイトルの件について「John Keel の深い洞察」と述べたが、私はタイトルの主張には本当のところでは同意しない。

・「「世界」は人間が捉えているようなあり方をしていない。」という主張には

  ・(a) 「世界」の「真実のあり方」なるものが存在しているが、
  ・(b) それは人間には捉えられないものだ

 という含意がある。この含意は、人間には捉えられない「真実のあり方」、つまり「人間の認識から隔絶し、自立・独立した「真実」がある」という誤った前提に立っている。

・わかりやすい例で言えば…。「路上の石」は「人間の認識から隔絶し、自立・独立した実体」だが、「赤という色」は「人間の認識から隔絶し、自立・独立した実体」ではない。「真実」は石ではなく色の側に属する。つまり美や正義、善などと同類。

・なので ざっくり言ってしまえば、「真実」は(いわゆる)真理ではない。つまり、日常的に人が抱いているような真理性のイメージを「真実」は本来は持ち得ない。

・その意味で、いわば神と同じく「真実」も観念に過ぎず、存在しない。

・だから、

  ・(a') 「世界」の「真実のあり方」といった御大層なものは最初から存在しない。
  ・(b') しいて言えば、人間が日常的に捉えているものこそがソレだ。

・言い換えれば、この「世界」に裏や奥はない。見えているものが全て。真実、つまりプラトンの洞窟の比喩が示すようなイデア的観念は幻想。壁に映った影の反対側に実在や光が存在するのではない。影こそが実在。

・よって、

  ・別次元の存在がこの世界に侵入し顕現したのが ET/UFO, Bigfoot, 幽霊... (John Keel の立場)

 なのではなく、

   ・ET/UFO, Bigfoot, 幽霊... に見えるものも、最初からこの世界の一部だ

 というのが私の今の考え。

ref: John Keel :「世界」は人間が捉えているようなあり方をしていない。「人間自体」もそうだ。(+追加) (2019-12-15)



(2020-03-13)





(以下、2020-03-21 追加分)

はじめに


・以下で


  ・(~WS) 「我々の全ての体験は脳が生み出したもの」ではない


 についてざっと説明する。この説明は私の勝手気ままな思いつきに過ぎないが、たぶん既に誰かがもっとエレガント かつ 精緻に議論を済ませている筈。

・以下では

  「我々の全ての体験は脳が生み出したものだ」という一般的主張を WS と呼ぶ。

WS は矛盾している


・WS には致命的な矛盾がある。被造物(=生み出されたもの)が、創造者(=生み出すもの)を生み出す…という矛盾。

・一旦、WS を認めるとこの矛盾は避けられない。

・その矛盾の源は「我々の全ての体験は脳が生み出したものだ」という主張の中にある「脳」。見逃しがちだが、脳それ自体もまた「我々の全ての体験」に含まねばならない。

・つまり、脳という言葉はもちろん、脳に関する様々な概念、科学知識、医学知識なども一切合切ひっくるめて、「我々の全ての体験」であり、「生み出されたもの」の中に含まれる。

・仮に、外科医が私の頭蓋を開けて、脳を鏡に写して見せてくれたとする。その鏡に写った脳も「我々の全ての体験」であり、「生み出されたもの」に含まれる。私の指先がその脳の表面に触れたときの感触も同じこと。私の脳に電気刺激を与え、感じたものも同様。

・今、試みに片手の手のひらを自分の後頭部に触れてみてほしい。今、この文章を読んでいる目とその手のひらの間(そこが脳の位置だが)に<私>がいる…そう実感している筈。だが、手のひらも、目の奥の自己の存在感も全て「生み出されたもの」となる。WS を認める限り。

・その「生み出されたもの」である脳が、「我々の全ての体験」を更に生み出す…なんてことはありえない。無限遡及の矛盾そのもの。

蛇足だが…


・上のような論旨展開に納得できず、次のように反論したくなるかも知れない。

お前の言う「その脳」は「生み出されたもの」だろうが、そのような偽の脳とは別に、偽の脳を含む一切の体験を生み出している「本物の脳」が存在しているのだ。我々はそっちの方、「本物の脳」の方の話をしているのだ。勘違いするな。


・だが、その「本物の脳」もまた「生み出されたもの」に過ぎないことに気づくべき。

・真理、プラトンのイデア、真の実在、真如、魂の故郷、真の自己、本当の私…これらも皆、「生み出されたもの」であり、これらこそ 全くの偽もの だが、だれもが本物だと錯覚している。この意味で、「真理」だの「本物」という概念それ自体が自己矛盾している。WS を認める限りそうなる。

・悟り体験やエンライトメント、神秘体験も(少なくともその半面は)同じく「生み出されたもの」。

したがって…



・WS は間違っており、~WS を認めるしかない。

この問題の本質は…


・脳にあるのではない。

・問題の本質は「この世界の全ては X が創り出したものだ」という錯誤にある。たまたま、今回は X = 脳 だっただけのこと。X = 神 とおけば宗教になるし、X = 素粒子(or 場)とおけば物理学になるし、X = 意識 とおけば精神世界の与太話 となる。どれも錯誤の基本構造は同じ。

プラトンのイデア論の錯誤が WS の矛盾を招いた








(2020-03-21)


履歴


(2020-03-13) 作成
(2020-03-21) 追加
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