メモ:仏教の時間論

・以下、自分用メモ

・仏教では…時間は実在ではないと見ています。
 出典:平川彰 『平川彰著作集 第二巻 原始仏教とアビダルマ仏教』 春秋社 1991年 410頁

・空間は同時に二点を計れるけれども、時間はそうした形で長さを計ることはできません。そこに時間と空間の本質的な違いがあります。このために仏教では、時間と空間とは性質が違うものであって、時間は実体のないものと見ているのです。
 同上 411頁

・ものが滅するのには原因はないというのが仏教のかんがえ
 同上 419頁

・このように仏教では、時間は外界に存在する実体ではなく、心に内在する「思惟の習慣性」であると見ていますが、同時にこれは、時間の観念が過去から未来の方向へ一方的に流れてゆくことの説明になります。時間が一方的に流れていくのは、意識が刹那刹那に滅して次の意識が続き、心が等無間縁の性格を持っているからなのです。
 同上 413頁

・成道後の釈尊にとって時間はどう感じられるのか…これについての平川彰氏の見解も興味深い。いわゆる「永遠の今」というのがソレ。そういえば EO も「悟ってから今まで一秒も経過していない」という趣旨のことをどこかで書いていたような気がする。

・過去記事の
  メモ:山口瑞鳳著 『詳説 インド仏教哲学史』岩波書店 2010年
 では煩瑣になるので言及しなかったが、山口瑞鳳氏の時間論に触発されて、他の高名な仏教学者の見解(たぶんこの見解は多くの仏教学者にも違和感を持たれない筈)も抽出してみた。

(2012.1.31)
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